京料理 大喜久 店主ご挨拶
謹啓、このたびは当店のホームページをご覧頂きましてありがとうございます。 皆様にゆったりとおくつろぎ頂ける料理屋を・・と考えて平成10年(1998年)に祇園中心部から、静かで緑に囲まれた現在の店舗に移転致しました。 この店舗はかつて(故)京大名誉教授 吉田 光邦 先生が同校の建築家の先生に設計を依頼し、200坪の敷地の中に別荘として建てられた和風のロッジ造りの館(館名 叢竹居)であり、以前は出来る限りそのままに、 その独自の風情を生かすようにして改築し、店舗に致しておりました。しかしながら現代の様式に合わせて、お客様にお使い頂きやすいようにと平成28年(2016年)に再改築し、現在のモダン・ジャパネスク風の様式の店舗に致しました。 外観はあえて極力変更せずに再改築しましたので、京料理店には見えないかもしれませんが、その分、お客様ご自身がお持ちの別荘のようなおつもりでおくつろぎ頂けましたらと存じます。 また個人店ならではの細やかなおもてなしで皆様をお迎え致したく存じておりますので、一味違った京都の風情と、吟味致しましたお料理をお楽しみ頂ければと存じます。 ご来店の程、お待ち致しております。 謹白 お客様各位 |
■営業形態についてのご説明 |
当店は完全予約制とさせて頂いておりますが、これは決してお高くとまっているわけでも、もったいをつけているわけでもございません。当店は「大人の隠れ家」との立地により、通りがかりの方がお見えになるというような場所ではございません。よりまして一品やアラカルトを承る形態の店ではなく、コース料理のみの懐石料理店として営業致しております。よって他の料亭や懐石料理店と同じくご予約制とさせていただいております。
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店主略歴 店主 「酒井 ゆたか」 1962年生 |
京都市立日吉ケ丘高校美術工芸コースにて漆芸科を専攻し、漆器、その他の工芸品、美術品を通じて器の美を学び、 同校卒業後、京料理会に入門。京料理の老舗「たん熊北店」暖簾分け店「たん新」
に入店し割烹料理を学ぶ。 その後、各有名店にて懐石料理・茶懐石・ならびに寿司を学び、かつ稀代 の名人、西 音松氏の流れを汲む京料理の名匠、中村 龍雄氏に 師事。十五年の修行の後、家業の京料理 大喜久を後継し 祇園・花見小路新橋にて平成10年まで経営。同年その後に、茶の湯・工芸・料理の三位一体の美を追求する会「卓美苑」を設立し著名な工芸作家、お茶人の方々と共に活動する。またこれを機に店舗を現在の北白川の高台の庵、「叢竹居」に移転する。 平成28年初頭に店舗再改築・全面改装。 |